そういえば、なんでこんなに演劇にこだわっている自分がいるのだろうと
という野外演劇プロジェクトがとても大きいのだと思います。
美術科の友人と共に、「川」にまつわる戯曲三部作とパフォーマンスをしかけました。
実際公演を行った場所は、公園・川辺・神社の境内松林・銭湯...とまぁ、突拍子もないところばかり。今思い返しても、場所が素敵すぎるぜ。
実際、屋外公演は、天気に左右されますから、かなり大変でした。客席や音響の問題もあります。2007年時点では、まだ高速モバイル通信や、ネット配信がメジャーではなかったので、「配信」という考えは当時頭をよぎってはいましたが、実現しませんでした。でも、やればおもしろかっただろうなぁ。
いま、河合が仕掛けようとしている「
痴話げんカフェ」は、屋内だし、今ではUSTREAMやニコ生とか、ネット配信もだいぶメジャーだし。iPhoneとかスマートフォンでライブみられる時代って、本当すごいよなぁ、って。3,4年でこんなにかわるんですよ。
さて、じゃあ、次の3,4年に向かって、今何ができるんだろう。ちょっと背伸びしてみたいじゃないですか。
今、やりたいなぁって思っているのは、改めて「銭湯」での演劇。そして、手こぎボートに乗りながらの演劇。これ、やりたい。たぶん、場所の許可をもらうのが、とても大変だけど、だから、やりたい(笑)。
千鳥ヶ淵とか、井の頭公園とか、不忍池って、どこで借りれるんだろう。というか、貸し切りってできるんだろうか、っていうところからなんだけどね。貸し切らなくても、本当にゲリラでやってもおもしろそうだけど...
痴話げんカフェも、いつもライブをしてたりイベントしてるカフェじゃなくて、カフェをメインとして成立しているお店で、演劇したい、という考え。その場所がちょっとアクセス悪くてもかまわない。逆に、やってやる!って燃える。そして、そのお店にストーリーがあればあるほど、素敵。
箱を借りて、より良い場所を借りて公演をしよう、という気持ちとはまったく別のベクトルで、演劇に興味を持っています。へんぴな場所であればあるほど、え?なぜ其処で?と言われる場所ほど興味があります。ひねくれてるねぇ。でも、やろうと思う人いないのはなぜ?やってる人がいたとしても、目立ってないのはなぜ?
演劇という芸術を2012年にやる意味を、考えて、挑戦してみたいのです。
河合